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2020.09.01 「国際宇宙探査ロードマップ 追補版」が公開されました

 

 8月29日、国際宇宙探査協働グループ (ISECG: International Space Exploration Coordination Group) より「国際宇宙探査ロードマップ 追補版 (Global Exploration Roadmap Supplement)」が公開されました。
 ISECGには、現在、世界の24の宇宙機関が参加しており、国際協働による宇宙探査に向けたシナリオ作成や技術的検討が進められています。特に、JAXAは、2018年からISECG議長を務めており、今回の追補版の作成も議長として取りまとめに寄与して参りました。
 今回公開された「国際宇宙探査ロードマップ追補版(GER Supplement)」では、世界各国の宇宙機関の月探査計画のみならず、世界の宇宙機関が共同で目指す最新の月面探査シナリオが示されています。ぜひご参照ください。


(下記リンクからご参照いただけます)

国際宇宙探査ロードマップ 追補版 (日本語)

Global Exploration Roadmap (GER) Supplement (英語)



2020.07.07 JAXAの月探査計画をわかりやすくご紹介しています

 

 皆様に、JAXAの月探査計画をより分かりやすく、身近に感じて頂くために、「1分でわかる月面基地計画」がYouTube「JAXA Channel」にて公開されています。また、「1分でわかる月面基地計画」がJAXA監修のもと、この度絵本になりました。 拡張現実(AR)を用いることにより、お子様にもわかりやすく、JAXAの月探査を手に取るように体験して頂けます。
 月周回衛星「かぐや」に始まり、月面へのピンポイント着陸を目指すSLIM など、未来の月面基地計画に向けた取組みを、JAXAはこれからも進めてまいります。


AR絵本の公式サイトはこちらから



 

 この度、JAXA国際宇宙探査センターでは「日本の国際宇宙探査シナリオ(案) 2019」を広く国民の皆様にお読みいただくために、同文書の概要(Executive Summary)及び詳細版を掲載することといたしました。
 同文書は、JAXAの立場から、日本の国際宇宙探査に関する政策や計画等の検討に資する目的でまとめたものであり、国際動向や国内の政策議論、研究の進捗等を踏まえ、2016年度版からの改定を行ったものとなります。
 月、火星及びその衛星を対象とした「国際宇宙探査」における目標や全体アーキテクチャ、環境データ分析、科学・技術の各ロードマップ、具体的なミッションの検討をまとめておりますのでぜひご参照ください。


(下記リンクからダウンロードいただけます。)


日本の国際宇宙探査シナリオ(案) 2019 Executive Summary
(国際宇宙探査センター 宇宙探査システム技術ユニット)

日本の国際宇宙探査シナリオ(案) 2019 (公開版)
(国際宇宙探査センター 宇宙探査システム技術ユニット)


 

昨年度末、JAXAでは、月極域探査ミッションにおける水の資源利用可能性を判断するために必要な観測項目を達成するための探査ローバ搭載用の観測機器の機能・性能に関する提案を募集いたしました。(募集案内参照) 多数のご提案をいただき、ありがとうございました。
この度、評価委員会での評価・推薦を経て、2020年4月24日に下記3機器を搭載機器として採択いたしましたことを、ご報告させていただきます。

機器名:近赤外画像分光装置
代表提案者:佐伯 和人(大阪大学)

機器名:多反射リフレクトロン型TOF質量分析計
代表提案者:齋藤 義文(JAXA宇宙科学研究所)

機器名:レーザー微量水分・同位体分析装置
代表提案者:山中 千博 (大阪大学)

 
 

「2019年度月面での水資源利用に向けた情報提供要請(RFI)」の受付を3月27日に終了いたしました。 年度末のお忙しいなか、多数のご応募を頂き、ありがとうございました。今回ご提供頂いた貴重なご意見や情報につきましては、検討の上、段階的に研究開発計画に取り込ませて頂く予定です。

なお、本RFIはJAXA宇宙探査イノベーションハブが実施している公募型共同研究制度での情報提供要請(RFI)としても位置付けており、宇宙探査イノベーションハブへの参加を希望する皆さまに対する研究提案募集(RFP)につなげられるようにしております。本RFIの結果を踏まえ、本年6月を目途にJAXA宇宙探査イノベーションハブのスキームによる研究提案募集(RFP)を計画しております。

   

2020.02.26 「2019年度 月面での水資源利用に向けた情報提供要請(RFI)」募集開始
 

JAXAでは、持続的な宇宙探査の実現を目的とした月面資源のその場利用(ISRU: In-Situ Resource Utilization)に係る技術の獲得を目指しています。特に、現在、月面での存在の可能性が期待されている水資源を用い、抽出した酸素・水素を離着陸機等の推進薬として利用する推薬生成プラント構築のための検討を進めています。本情報提供要請(RFI)では、この月面推薬プラントの実現に向けて必要な要素技術、研究課題に関し、国内の大学・研究所や民間企業の知見・技術の把握やご意見を伺うことを目的としており、意見・情報を提供頂いた方々とは対話をさせて頂いた上で、段階的に研究開発計画に取り込ませて頂く予定です。 なお、本RFIはJAXA宇宙探査イノベーションハブが実施している公募型共同研究制度での情報提供要請(RFI)としても位置付けており、宇宙探査イノベーションハブへの参加を希望する皆さまに対する研究提案募集(RFP)につなげられるようにしております。

詳細は以下のファイルをご確認下さい。

<2019年度 月面での水資源利用に向けた情報提供要請(RFI)書類一式>

2019 年度 月面での水資源利用に向けた情報提供要請(RFI).pdf

別紙1_月面での推薬生成プラント構想書.pdf

別紙2_JAXAシナリオにおける水資源利用の質量・電力サイジングについて.pdf

別紙3_技術課題一覧.pdf

別紙4_月面環境条件.pdf

別紙5_応募書類書式.docx

[3/17 updated!]
3月3日(火)に開催した説明会の質疑応答とウェブ配信動画を掲載しました。

2019年度 月面での水資源利用に向けた情報提供要請説明会質疑応答

・説明会のウェブ配信動画はこちら

[3/9 updated!]
3月3日(火)に開催した説明会の資料を掲載しました。

アジェンダ

資料1_国際宇宙探査概要

資料2_宇宙探査イノベーションハブの活動について

資料3_月面水資源利用の構想についてB

本提案募集にかかわる説明会を下記の日程で開催しました。

「2019年度 月面での水資源利用に向けた情報提供要請(RFI)」にかかわるWeb説明会

□ 開催日時:2020 年3 月3 日(火)16:00-17:30
□ 事務局:JAXA 国際宇宙探査センター、宇宙探査イノベーションハブ
□ お問合せ:SE-forum@jaxa.jp(宇宙探査イノベーションハブRFI担当)
 

 

JAXAでは、国際協働で月極域の水等の揮発性成分の探査を行い、資源としての利用の可能性を判断する月極域探査を提案し、これを実現するために月極域探査ミッションの概念検討をインド宇宙研究機関(ISRO)と進めてきました。その結果、2019年7月5日にミッション定義審査を実施し、2020年1月に月極域探査機プリプロジェクトチームを発足いたしました。
今回、検討中の月極域探査ミッションにおける水の資源利用可能性を判断するために必要な観測項目を達成するための探査ローバ搭載用の観測機器の機能・性能に関する提案を募集いたします。JAXAが有するこれまでの知見を超えて、民間事業者や大学などが有する最先端の技術、発想、知見により、より実現可能性を向上させることのできる提案をお待ちしております。

詳細は以下のファイルをご確認下さい。

<「月極域探査ミッションのための観測機器提案」募集書類>

資料1 月極域探査ミッション観測機器提案募集_応募要領.pdf

資料2 月極域探査ミッション観測機器提案募集_別添1_応募書類書式.pdf

資料2 月極域探査ミッション観測機器提案募集_別添1_応募書類書式.docx

資料3 月極域探査ミッション観測機器提案募集_別添2_月極域表面探査機の検討状況概要.pdf

[2/27 updated!]
2月20日(木)に開催した説明会の資料と、議事録を掲載しました。

説明会資料_20200220.pdf

月極域探査ミッションのための観測機器提案募集_説明会質疑応答.pdf